全国中学校スキー大会・インターハイに続き、競技力向上スーパーアドバイザー制度の強化サポートとして、福井県スキー連盟所属選手たちに帯同してきました。
昨年はコロナの影響で大会そのものが中止となってしまいましたが、今年は無観客および参加選手・コーチ・関係者全員のPCR検査陰性証明ほか、体調管理アプリによる14日前からの事前登録通知、毎朝抗原検査実施など、感染対策実施しながら開催していただきました。
さらに宿泊施設での蜜を避けるため、各都道府県が広域で分散宿泊。福井県チームは大会会場である花輪スキー場から約50km離れた大館市内の宿泊施設が割り当てられ、毎朝1時間かけてスキー場まで移動していました。
まだコロナ感染第6波が収まっていない中で、地元関係者の皆様のご理解・ご尽力を頂き、無事開催となりました。本当にありがとうございます。
今回の大会には21名の福井県選手がエントリー。ほとんどの高校生はインターハイから引き続きのサポートなので、コミュニケーションは問題なし。
少年男子6名はインターハイから時間を共有してきたので、ウォームアップでパフォーマンスが変わることを体感して、一生懸命取り組んでくれました。滑りのパフォーマンスも確実にアップしてます。選手たちが成長していくのを間近で見ることができるのは、本当に楽しいです。
毎日2回券でリスト2本登って、終日冷え込み激しい山頂で過ごした甲斐がありました😊
大学生選手たちは彼らが高校生の時に、福井県内でオフシーズンのトレーニングサポートを経験していた選手もいたり、比較的スムーズにやり取りが出来ました。
社会人選手については普段の活動レベルやケガの有無、フィットネスレベルに応じて、アドバイスや当日のウォームアップサポートを実施。初めて私のウォームサポートを体験すると、最初の段階では「こんなにスタート前に動いて、疲れてしまわないか」心配されるのですが、実際滑ってもらうと「凄くカラダが動きました!」とポジティブなコメントがほとんどでした。
数値的にも、スタート順よりも順位を上げてフィニッシュした選手の割合は 70.6% でしたので、完走出来た選手たちはしっかりパフォーマンスを発揮出来たのではないかと思います。
ただし、課題も見つかりました。福井県チーム全体の完走率は 80.9%。ジャイアントスラローム競技なので、普通はそんなに途中棄権になることはないはずです。今回の大会会場である花輪スキー場は国体開催されるスキー場の難易度では、多分全国で1番難しいと思います。
難易度の高い斜面や細かいゲート設定が多用されたを鑑みても、もう少し完走率を高めていきたいところ。攻めた結果、という見方もありますが、コースアウトした選手4名中、3名がチームの第1滑走者でしたので、インスペクションからスタートまで、時間的な余裕がなくウォームアップ他の準備が十分でなかった可能性があるかと考えています。
時間的なマネジメントを再検討するのであれば、インスペクション前の時間を他の選手と違う活用もひとつ鍵になるかと思います。
新たな課題も出てきましたが、ケガも陽性者も出すことなく無事に終われてホッとしています。
福井県スキー連盟のコーチ・選手・関係者の皆様、今シーズンもありがとうございました。
美の国あきた鹿角国体2022
https://common3.pref.akita.lg.jp/skikokutai/
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)