今季2回めのスキーオフトレワークショップを都立駒沢公園にて開催しました。
今回のテーマは「スキーヤーのためのコレクティブムーブメント(修正動作)エクササイズ」。トレーニングには大きく分けて2つに大別できます。筋トレやエアロビックトレーニングなど、カラダの能力を鍛えていく「フィジカルトレーニング」と鍛えた筋肉をカラダの意のままに使えるようにする「ファンクショナルトレーニング」です。
ファンクショナルトレーニングにもいくつか種類があり、姿勢、バランス、および身体全体の不均衡や誤った動きのパターン、機能的ではない関節の連鎖性などの原因を評価および特定して、動作を修正していくのが「コレクティブムーブメント®︎エクササイズ」になります。
コレクティブムーブメント®︎エクササイズを行うことで、関節や筋肉に負担の少ない動作が行えるようになり、運動における障害発生リスクを軽減させ、日常生活の質を向上させることが出来ますし、スキーパフォーマンスアップにもつなげることが出来ます。
特に今回のワークショップでは、ターン動作に必要不可欠な「3つの基本動作」にフォーカスしてチェック&修正トレーニングをしていただきました。
・3関節(足関節・膝関節・股関節)の連動性
・クロス軸と骨盤スライド
・片脚支持バランス
この3つの基本動作の精度向上は、オフシーズンのトレーニングの質を確実に向上させることが出来ます。
裏を返せば、この「3つの基本動作」の動作精度が低ければ、様々なオフトレを行ったとしても、怪我の減少や雪上パフォーマンスアップに繋がりにくい、とも言えます。
非常に重要なポイントなので、ワークショップの参加者の皆さんに対しては、今回のワークショップに限らず、他のワークショップの回でも繰り返し、チェック&アドバイスさせていただきます。
前回よりも少し参加者が増えたので、ループして動画撮影している「ディレイモニター」を2台セットし、とにかくチェック&フィードバックの回数を多くしてトレーニングしていただきました。
参加者の皆さんの動きや姿勢の変化をしっかり確認出来て、嬉しい限りです。
ご参加頂いた皆様、お疲れさまでした!
ありがとうございました。
※次回以降の「SKIオフトレWorkshop&オンラインSeminar」のスケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop/
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)