今季5回目の日本体育大学スキー部のチームトレーニングサポートを実施しました。
今回はスキーパフォーマンスに直結する「片脚支持バランス」のチェックと動的コントロールトレーニングを中心に。スキー選手は他のアスリートよりも、バランス能力に長けていますが、斜面や雪質、斜度など、さまざまな外的要因に対して自分の重心をコントロールするためには、非常に高い精度の片脚支持バランス能力が求められます。
実は他の競技でも片脚支持バランスと競技パフォーマンスは非常に高いレベルで相関関係があるということが、最新の研究で明らかになっています。
スキー選手のオフシーズントレーニングでは、いろんな要素のトレーニングが必要ですが、なかでも「片脚支持バランス能力の向上」は、雪上パフォーマンスに直結する、最も重要な要素です。
片脚支持バランスのトレーニングでポイントとなるのは、バランスのコントロールを足関節で行わないようにする、ということです。ブーツを履くと足関節の可動性はかなり制限されます。
オフトレで足関節を多用したバランスコントロールを身に着けてしまうと、その能力は雪上パフォーマンスにはつながりにくいものとなります。なるべく股関節を中心としてバランスコントロールをするように、意識してトレーニングすることが雪上パフォーマンスにつながるオフトレのポイントになります。
ストレングストレーニングなどのフィジカルトレーニングの中にも、片脚支持バランスのような機能的動作コントロールの意識を持ちながらトレーニングすることが、特に大学生スキー選手には重要です。
引き続き、「プログラムサポート」と「トレーニングサポート」、両サービスを通じて選手たちのパフォーマンスアップの手助けをしていきます。
日本体育大学 学友会スキー部 雪桜会
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S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)