アドバイザーを務めている「セサミスポーツクラブ」の新入社員研修がスタートしました。2025年度もご依頼を頂き、4月に入社した4名の新入社員の研修を担当します。
6月上旬まで、トレーナーとしての基礎知識やトレーニング全般の実技項目を学んでもらいます。

初日は基礎解剖の知識確認の小テストからスタート。研修するにあたり、現在どの程度の基礎知識を持っているのかを確認する必要があります。私の方で専門用語を使っても、大学で解剖学を学んでいる人と学んだことのない人では理解度はかなり差があります。
学校で学んでいなくても、大学中にトレーニングジムでアルバイトをしている人もいたり、トレーニング自体が好きで自ら会員となってフィットネスクラブに通っていた経験がある人もいるので、記述テストでどのくらい筋肉や靭帯などの名称が判るのか、チェックしました。

その小テストの結果を元に研修深度を決めて、研修に入ります。今日は残りの時間は丸まる「機能解剖学」に費やしました。トレーニングで使われる関節可動の方向や可動角度などを一通りレクチャーした後に、各部位ごとの筋肉の名称や筋肉がついている場所(起始・停止)、作用などをチェック。そして、その筋肉がどの関節可動に深く関係するのかを理解してもらしました。

テキスト資料だけでは、なかなか頭に入ってこないので、トレーニングマシンを使って実際にカラダを動かして知識の確認。
筋肉の名前は理解している人も、実際の動きの中で筋肉の作用や可動を理解するのは少し大変です。ただ、機能解剖はすべてのトレーニングのベースになるので、会員様に自分の言葉で説明出来るレベルになれるように、復習してほしいと思います。

判らないことがあれば、すぐに質問をしてくれるので、私としても一方通行的な情報提供にならなかったのではないかと思います。
4人ともとてもポジティブで、学ぶ姿勢も素晴らしい。彼らのポテンシャルをしっかり引き出してあげれるようにサポートしていきます。
セサミスポーツクラブ大船
https://www.cesame.co.jp/ofuna/


S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)