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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0028 トレーニングメニューを定期的に更新すべき理由1

2017年09月01日

 

様々な理由がありますが、まずはカラダの機能的側面からお伝えしたいと思います。
 
筋肉や関節は同じ動作を繰り返すことで動きが習慣化され、習慣化された運動方向に動きやすくなっていきます。トレーニングで使われている運動は、最小抵抗の軌道で動く様に効率化されていきますが、これは「運動の自動化」というポジティブな側面と、「筋の役割の固定化」というネガティブな側面があります。
 
運動やトレーニングでメインに鍛える主動筋の他に、拮抗筋・固定筋・協調筋といった役割を担う筋肉がバランスよく機能することで、調和が保たれた動きが成り立ちます。
 
拮抗筋は主動筋が上手く機能しやすい様に、主動筋の動きに合わせて伸びる役割を、固定筋は主動筋や拮抗筋が上手く働くために、体幹などの支持基体と繋がる役割、そして、協調筋は主動筋や拮抗筋が動きやすくする役割を担います。
  
トレーニングメニューが更新されず、続けて使われるということは、いかにバランスを考慮して作成されたプログラムであっても、上記の4つの筋の役割が変わらず、「筋の役割の固定化」に繋がってしまいます。トレーニングメニューは、科学的知見をもとにトレーニング効果を考慮しつつ、上記で述べた「筋の役割の固定化」にも配慮しながら、定期的な更新が不可欠です。

 


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