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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0020 腰痛解消のセルフアプローチ

2017年06月27日

 

日本人の約1000万人が腰痛を訴えていると言われています。
 
しかしながら、画像所見やその他の理学的検査によって、原因が明らかになるのは、骨折・ヘルニア・狭窄症、そして内科疾患である腫瘍や感染症からくるものなどで、大体15%程度。すなわち85%の人が、画像や理学所見と一致しないので、対処療法を見つけにくい症例の1つであります。
 
また急性腰痛の50〜60%は2週間以内で改善し、80〜90%は3〜4カ月で改善、慢性腰痛の場合は90%が保存療法で改善するとされています。
 
要するに腰痛は原因を明確にするのは難しいが、時間の経過によって多くが改善する症例であると考えられます。
 
この時間の経過による改善から推察出来ることは、画像診断でも映らないレベルの小さな損傷や炎症があったとしても、自己の再生能力や免疫力で改善しているので、自己の回復力を高めるアプローチをすることが大切だ、ということです。
 
例えば、免疫や疲労回復に有益な働きを担うリンパ。
リンパは骨格筋が動くことにより循環が促されるシステムになっています。血液の様に、安静にしていても心臓が血液をカラダの隅々まで循環するような構造ではないのです。
 
但し、痛みが生じるような動作は避けるべきです。痛みが無い範囲で、腰回りあるいは股関節周りが適切な機能的動作を行う様なアプローチをしていくことで、患部への負担を減らしていくことが可能となります。
 
患部以外のマッサージやストレッチ、今後患部への過度なストレスが加わらないように、動作の連動性や連鎖性の修正や再学習のためのエクササイズの実施が腰痛緩和、腰痛予防のアプローチには必要となります。 


 


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