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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0016 スポーツメディスンフォーラムを聴講して

2017年03月06日

 

 3月5日、東京都霞ヶ関イイノホールで開催された「第8回スポーツメディスンフォーラム」を聴講してきました。日体協公認スポーツドクター及び日体協公認アスレティックトレーナーの資格更新対象講習となっていて、各スポーツの日本代表チームなどのサポートに携わるDr.やATが現場でのサポート内容や課題などが伝えられました。
 
最初に登壇されたのは、今フォーラムの発起人でもあり、全日本スキー連盟のサポートをしていた時代に湯浅選手の怪我などで大変お世話になった、奥脇透先生。
 
先日札幌で開催されていた冬季アジア大会などの報告をされていました。個人的に気になったのは、選手の傷害発生率。
 
2016年のIOC国際オリンピック委員会の報告データによると、オリンピックなどの国際大会において、夏季競技と冬季競技での傷害発生件数に殆ど違いが無いそうです。  
 
しかし、日本の冬季スポーツにおける傷害発生件数は諸外国の2倍。さらに氷上競技では擦過傷などの外傷がメインで、前十字靭帯損傷などの手術が必要な傷害は殆どが雪上競技で起こっているとのこと。
 
海外でレースを転戦し、同じ競技をしているトップクラスの日本人選手が海外の選手達よりも怪我が多いというのは、やはり日本人選手のコンディション調整方法やオフシーズンのフィジカルトレーニングの取り組みに改善の余地が多々あるのか、と感じた。
 
リオ五輪で躍進した柔道ナショナルチーム、20年間競技中に肉離れを発生させていないスピードスケートナショナルチーム、様々な競技チームから今後のサポートのヒントを頂きました。
 
まず私が出来ることは、サポートしている選手やクライアントに、今回の聴講内容をフィードバックしていくこと。新しい課題を頂けるのは有難い限りです。
 
 

 


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