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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0008 スキーヤーに必要な基本動作 #3 ヒップヒンジ

2017年01月17日

 

  「ヒップヒンジ」動作は、股関節の伸展動作のことで、大殿筋が主動筋となります。
 
専門家の中にはヒップヒンジ動作をスクワット動作に含めて考える方もいますが、日本人選手を対象に考える場合は分けて考えた方が良いです(一般の方も同様です)。
 
ここで言う「スクワット動作」ばバーベルを担いで筋力を鍛えることを述べているのではなく、自重における股関節伸展(屈曲)・膝関節伸展(屈曲)・足関節底屈(背屈)動作を述べています。
 
日本人選手の多くはスクワット動作をすると、膝伸展動作を主動作にする人が多い。当然、大腿四頭筋が優位に働く分、ハムストリングスや大殿筋といった股関節伸展動作に必要な筋肉群の使い方が上手くできない。
 
勿論、スクワット動作の中で、バランス良く3ジョイント(股関節・膝伸展・足関節)が使えている選手は、特にシーズン中のコンディショントレーニングの中では省いても良いでしょう。
 
しかし、スクワット動作の中で上手く大殿筋やハムストリングスが使えない課題がある選手は、ヒップヒンジ動作を行なって、大殿筋やハムストリングスを活性化させることが非常に重要になってきます。
 
慣れていない場合、力の入れ方や意識の仕方に多少工夫が必要ですが、動作的には単関節の運動なので然程、難しい動作ではありません。
 
スクワットの様な複合動作になった時にいかに殿筋やハムストリングスが使えているか、スキーヤーにとってはヒップヒンジは非常に重要な動作の1つです。
 

 


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