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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0004 スキーヤーに必要な基本動作 #2・ランジ

2017年01月10日

 

前回取り上げた「7つの基本動作」でプランクの次に、特にシーズン中に注視すべきは「ランジ」です。
 
ランジは基本動作の中で、唯一体重を片脚支持する場面がある動作です。スキーヤーにおいて、左右の重心移動および片脚でバランスを保つ動作は、スキーを滑る上で絶対に欠かせない動作です。
 
片脚支持バランスと運動能力には相関があることが判っています*1*2。すなわち、片脚支持バランス能力が低下すれば、その他の運動能力や動作にも影響がある、ということです。
 
一般的に、「ランジ」動作というとフロントランジをイメージする方も多いと思います。スキーヤーは後ろに下がるリアランジ、横に一歩開脚するサイドランジ。そして最も重要なのが、クロスステップして行うサイドランジです。
 
横に開脚するサイドランジは、股関節は外転動作をしてから片脚支持、になります。
 
脚をクロスするサイドランジは、股関節を内転させてから片脚支持をすることになります。
 
スキーでターンをする場合、外脚が外転動作、内脚が内転動作になります。日常生活動作の中で、脚を横に開く(外転動作)機会はそこそこありますが、クロスさせる(内転動作)ことは意図的にしないとありません。
 
ですから、スキーヤーの専門的トレーニングという視点で見ると、クロスステップしたサイドランジが重要になってくるのです。

 
<参考論文>
*1 Static one-legged balance in soccer players during use of a lifted leg.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21058597
*2 片脚立位姿勢時の動的バランス能力の運動種目間差
http://ci.nii.ac.jp/els/110009726091.pdf?id=ART0010215006&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1484031765&cp=
 

 


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