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COLUMN  飯島庸一の「思惟私考」

COLUMN: #0003 スキーヤーに必要な基本動作 #1・プランク

2017年01月09日

 

ファンクショナルムーブメントにおいて基本動作と言われる動作には、プランク、スクワット、ランジ、プル、プッシュ、ヒップヒンジ、ツイスト(ローテーション)があります(トレーナーによっては、「5つの基本動作」と説明している場合もありますし、「7つの基本動作」としている方もいます)。
 
7つの基本動作の中で、基礎となる動作はプランク姿勢です。正しいプランク姿勢が取れることで、その他の6つの動作も機能的に行うことが出来るからです。正しいプランク姿勢が取れないと、スクワットや他の基本動作も正しく行うことが出来ません。
 
スクワッティングは、スキーの滑走姿勢にリンクします。正しくツイスト動作が出来なければ、外向姿勢に影響しますし、ランジ姿勢に影響すれば、片脚支持バランス能力に直接影響します。
 
プランク姿勢は基本動作の基礎となる動作なので、シーズン中のコンディショントレーニングでもプランク姿勢のチェックは不可欠です。
 
ここで大事なのは、プランク系のエクササイズを沢山行っても正しいプランク姿勢は取れません。筋力が無いからプランク姿勢が取れない、という方は体幹を鍛えるトレーニングは必要だと思いますが、必ずしもプランクで鍛える必要はありません。
 
「体幹を鍛える」のと「体幹を使える」様にするのは、全く別のトレーニングです。「体幹を鍛える」というのは、体幹部の筋肉を養成していくことです。「体幹を使える」ようにするということは、狙った筋を活性化出来る能力を養う、ことです。
 
トップアスリートでも、この2つを混同している(あるいは「使う意識」が弱い)方が比較的多く見受けられます。
 
多く見受けられるプランク姿勢のエラーは腹直筋ばかり意識してしまい、股関節屈曲筋が優位に働いてしまうことです。こちらの方は少しだけ屈曲筋が優位になり、殿筋の活性化が低い様に見受けられます。
 
股関節屈曲筋が優位になれば、腰が引けた姿勢のプランク姿勢になります。正しいプランク姿勢の見極め方は、横から撮影した写真を縦にして見た時に、自然な立位姿勢になっていることです。
 
もう少し殿筋に意識をして(活性化)プランク姿勢を取ると正しい姿勢をつくることが出来ます。
 
どなたでも簡単にセルフチェック出来るので、是非確認してみて、正しいプランク姿勢が取れるように、反復してみて下さい。



 


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